UCSはSUPCONが提案する次世代の制御システムアーキテクチャであり、ソフトウェア定義、全デジタル化、クラウドネイティブを特徴とする次世代のインテリジェント制御システムです。
海外においては、2024年6月にシンガポールにて市場へ紹介されておりましたが、今回、UCS(Universal Control System)Nyxが日本市場発売となりましたので、お知らせいたします。
Nyxは、SUPCONが一般制御システムの技術アーキテクチャに基づいて導入した初のUCS型製品で、主に制御データセンター、光ファイバーTSN(Time-Sensitive Networking)産業ネットワーク、およびEthernet APLインテリジェントデバイスで構成され、ソフトウェア定義、全デジタル化、クラウドネイティブなどのUCSの典型的な技術特性を持ちます。
従来のDCSにはこれらの特性はなく、UCSであるNysは、従来DCSに比較して大幅なキャビネット配置面積の省スペース化、プラント内の配線コスト削減、システム立ち上げまでのエンジニアリング時間の短縮を実現することはもちろん、AIの導入、クラウドネイティブ機能を使い、リモートクライアントによるエンジニアリングを実現します。
(主な特長)
・高機能高速プロセッサーを採用し、ハードウェアを最小化したソフトウェア主体のシステムを実現
・主通信に光ファイバーケーブルを採用し大容量・高速通信を実現
・フィールドセンサーをインテリジェント化することにより、システム内の完全デジタル化を実現し、防爆エリア対応も強化
・オンプレミスの制御用データセンターにサーバー機能を搭載し、リモートアクセスによる現場状況モニター、及び、リモートエンジニアリングを実現
・VRによるリモートアクセスでの制御状態監視を実現
・最大20,000,000のI/Oに対応
・最速1msec周期の制御を実現
・AIを搭載し、チューニングサポート、プログラミングサポート、デジタルツインによるプログラミングシュミレーションサポート 等を実現